孤影悄然

一般的若者が書いている無責任なブログです。

ディスプレイに集まる虫たちを眺めて

潰す。この季節の風物詩と言ってもいい。飛んで火にいる夏の虫は現代ではディスプレイ目掛けて突っ込んでくるので死にはしない。これもまた人類が進歩し、世界がより良くなっている証拠だろう。私はその進歩を無下に、彼ら、虫たちをナウシカを読みながら殺している真っ最中で、生きているもの達はティッシュで潰し、そしてフローリングの上に死屍累々とした、決して還る事の無い彼らを掃除機で吸い取る。

彼らが侵入を止める事は絶対に無い。戦力だけなら確実に私の方が上だ。が、しかし、彼らはその圧倒的な数で進軍してくるのだ。無意味に、ただ無意味に。彼らは夏が終わるまで、その命が尽きる最後の時まで、ただディスプレイ目掛けて突っ込んでくるのだ。

 

解説

エアコンが無いんでしょうね、彼の部屋には。誰か買ってあげて。